So-net無料ブログ作成

孤高の星、堕つ。 [日記]

昨日、納谷六朗さんのご逝去に思いを馳せているところへ
高倉健さんの訃報がブレイキングニュースで飛び込んできた。

しかも、一週間以上前に亡くなっていたとのこと。
ショックを隠せない。

私が初めて映画館で観た健さんの映画は『居酒屋兆治』。

二本立てのロードショーで
抱き合わせの映画『魚影の群れ』の流血シーンで気分が悪くなり
一度ロビーに出て休み、次の上映回を待って再び観たので
ことさら鮮明に覚えている。

一番印象的だったのは、ラストシーン。
ガラスに映った自分の姿に
「元気出して… いこうぜ… オッス」と声を掛け
一気にコップ酒を飲み干す演技に心が震えた。

それから、エンドロールをバックに
健さんの唄「時代遅れの酒場」が流れる。
上手いとはいえないその歌に、
藤野英治が、それを演じる高倉健の生き様が重なっていく。




東映を離れた若き時代、大根役者と揶揄されたこともある。
決して上手い俳優ではなかったかもしれない。

しかし、演じるとは、
いかに生きるか、その生き様を見せること。

それを最期まで体現し続けた。
それが高倉健という俳優、小田剛一という人間だった。

降旗康男作品の高倉健が好きだ。

そして、相手役の女優には、倍賞千恵子がよく似合う。
いや、似合うというより
私自身が、健さんに寄り添う倍賞さんが好きなんだろうな。

健さんも好きだったコーヒー。
15年選手のスターバッカーは
お気に入りの銅製コーヒーケトルで淹れた珈琲を片手に
冥福を祈って、『駅 STATION』を観た。
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

『シンデレラ』&『バレエの時間』 [舞台]

「シンデレラ」&「バレエの時間」(2014)
構成・振付・演出: 白川万紗子
音楽: セルゲイ・プロコフィエフ
美術: 青山健一
照明: 石田道彦
音響: 古武奈津子
衣裳: アトリエヨシノ
舞台監督: 原田拓巳
制作協力: 白川聖子
出演:
 「バレエタイム」生徒
 柴崎正道(継母)
 石井友樹(王子)
会場: 調布市文化会館たづくり・くすのきホール
観劇日: 2014年11月3日(月・祝)
上演時間: 午後3:00~(休憩15分含・約2時間)
ジャンル: バレエ

ballet time 4-1.jpg

バレエ教室「バレエタイム」の発表会。

バレエ要素が入ったダンス作品や、映像でのバレエ公演は
観たことがあるけれど
純粋な生のバレエ公演を一度も観たことのなかった私にとって、
幼き若き生徒さんたちの舞台は微笑ましく楽しいものでした。

衣裳が金太郎の腹掛けみたいに見える子もいたり…
赤の他人でも、みな可愛く見えるのですから
親御さんたちは、
娘の晴れ舞台を目の当たりにしてたまらないでしょうね。

シンデレラ役の生徒さんは
手先の仕草や表情がとても柔らかく、華を感じるバレリーナでした。

先生であり主催者である白川さんの踊る姿も期待していたのですが
あくまで生徒を主役に、
バレエのイロハ教室の進行役に徹していらっしゃいました。

「リトルダンサー」や
「バレエ・シューズ」(「ハリー・ポッター」のエマ・ワトソン主演)など
ダンス関連の映画を観ると
“私も踊れたらなあ”と思ってしまうのであります。
 
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

美しきマーメイド [日記]

私の恋人が水際を去ることになりました。
この日がいつか来ることは分かっていたんだけどね。



「今日の会見、笑顔がすごく印象に残ってる」だと!
インタビューアーはバカなふり方するなよ。

頑張って作ってる笑顔にしか見えないだろ。
あんなに淋しさを湛えた笑顔なんて… ホントに淋しいよ。

「悲しい引退会見より、スッキリした卒業会見にしたかった」
"したかった" という言葉が物語っているように、
笑顔は、彼女の心の表れじゃなくその意思に支えられたもの。
しっかりとした意思と、強い意志を持って競技を続けてきた
彼女のまっすぐな競泳人生を集約しているように思いました。

僕は綾ちゃんの美しく力強く泳ぐ姿を忘れないよ。
きっと、良い指導者となってくれることでしょう。

ひとまず、お疲れ様。
そして、本当にありがとう。
 
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

『かぶりつき人生』 [邦画(カ行)]

「かぶりつき人生」(1968)★★★☆70点
監督・脚本: 神代辰巳
企画: 大塚和
原作: 田中小実昌
撮影: 姫田真佐久
美術: 大鶴泰弘
音楽: 真鍋理一郎
録音: 太田六敏
照明: 岩木保夫
出演:
 殿岡ハツ江(洋子)
 丹羽志津(笑子)
 玉村駿太郎(勝チン、笑子の夫)
 中台祥浩(坂本っちゃん、芸能記者)
 花恵博子(秋子)
 名取幸政(恭やん)
 長瀬正典(倉さん、フランス座の演出家)
 水木達夫(ふとん屋)
 市村博(若いやくざ)
 吉田武史(錦ちゃん)
 新田紗子(少女)
 益田凡次(支配人)
 堺美紀子(かみさん)
 和田平助(刑事)
 田中小実昌(客)
製作・ジャンル: 日活/ドラマ/94分

kaburitsuki.jpg

田中小実昌の同名小説の映画化。
のちに "ロマンポルノの巨匠" と呼ばれる神代の監督デビュー作。
女性の逞しさを描いたモノクロ映画である。

表面的なストーリーを追うのではなく、
登場人物各人の生き方に触れながら
親子・男女、といった人間関係を生々しく描こうとする姿勢が見える。

容色衰えてもストリップのステージに立ち続ける母・笑子が
男性に裸を見られることを快感に感じ
騙されても騙されても、本能的に男を求めるのに対し、
母を軽蔑しながらもストリッパーになる洋子にとって
ストリップも男も、自分の人生の階段を昇る手段にすぎない。

母とは似て非なる道を歩んだように見える洋子。
夫・坂本の存在が
ヒモ同様だった、母の夫・勝チンの姿とダブっていく。
そんな彼女が行き着いたのは
初恋の元やくざに刺されて病院に搬送される救急車の中。
共に救急車の車台に横たわるその男に、
洋子は「一緒にバーを出そう」と小さな夢を語るのである。

冒頭に流れる短いテーマソング。
♪男は男、女は女、みんなはみんな♪ という歌詞は端的にて秀逸。

洋子を演じた殿岡のダンスは
モダンダンス調でキレがありシャープで美しい。
体型も崩れ、洗練という言葉とは無縁の踊りを見せる母との対照は
生きざまの違いを一層際立たせる要素となっている。

夫殺しを画策するも、実行には移すことのない洋子たちに
人間の正直な弱さを見出すことができるとともに、
安易に殺人に発展しないストーリーに、リアリティを感じる。
美人・美男子が登場しないことも、説得力を持たせている。

残念ながら、ビデオ化・DVD化はされていないようである。

映画が斜陽化した時期に公開されたこともあり、興行的には失敗。
本作後、神代は
再建をかけ "ロマンポルノ" に舵を切った日活で活躍することになる。
 
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

THE オジさん POWER! [日記]

ついに 461 Blues Project のライブに行ってきました。

Bar 461 に足を運ぶこと20年あまり、
マスターと奥様が働いていた、新宿 Hungry Humphrey に
足繁く通っていたのが 30年近く前。

461 のマスターと、
お店の常連さんでもあるお友達でバンドを組んでいること
某オヤジバンドコンテストのグランプリにも輝いたことは
もちろん知っていたんですけど、
お店から足が遠のいていたり、タイミング悪かったりで
いつもライブを見逃していました。

そして、昨夜ようやく 461 BP のライブへ。
若者を一人連れ、渋谷 クロコダイルに行ってきました。

croco1.jpg

対バンは
ゴスペルコーラスのワイルドオルガンと
ジョプリンやストーンズを披露するみほBAND。

トップを務めたワイルドオルガンは、
インストラメンタルを除き
女性ばかりで構成された、ゴスペルコーラスグループ。
なかなかの迫力でした。
ただ、
ワイルドオルガンの進行・メインボーカルを務めた女性が
元マラソン選手の松野明美にしか見えなくてね、
ちょっと…
タップのオバさん、頑張ったねえ~

みほBAND のみほさんは
かなり緊張されていたのかな?
照れみたいなものがとっても気になってしまいました。
パフォーマー本人が照れちゃあダメだよ。
お客を楽しませろっ、とまでは豪語しないけど
少なくとも本人たちが悦に入って楽しんでくれなくちゃね。
舞台の緊張とかって、確実に客席に伝わるものです。

croco2.jpg

さてさて、461 BP。
さすがオジさんの貫禄です。
マイペースもマイペース。
そもそも、みなビールやウイスキーグラスを片手に
舞台に上がります!
歌の入りを間違えても動じない。
とにかく、
自分たちもお客さんも楽しみましょうって気持ちが
ステージ一杯にあふれてます。
ライブの楽しさって、こういうものだよね。
それを改めて感じさせてくれるご機嫌な夜でした。


会場: CROCODILE(渋谷神宮前)
日時: 2013年10月27日19:00~22:10
出演: 
①ワイルドオルガン
 Member: 石川勝(g) 岡戸大(per) 田辺賢太郎(b)
     松村弘美(per,tap) 小林リエ(k,vo) 阿久津みえこ /
     大塚りえ / 金子あけみ / 清水ようこ / 鈴木よしみ /
     田坂けいこ / テンプルなおみ / 矢崎きょうこ (vo)
②みほBAND
 Member: あくま(b) 藤田雄平(g) 破魔矢n(k) 嶋田麻里(ds)
     みほ(vo) よしみ / リエ(cho)
③461-Blues Project-0419
 Member: 堤章男(vo,per) 作間達也(vo,g) 木原正(vo,g)
     並木博行(g) 高橋正人(b) 堤晶子(k)
     本澤クマ(per) ニール高橋(hp) 佐藤ユキオ(ds)
 
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

『エドワード二世』 [舞台]

「エドワード二世」(2013)★★★☆65点
作: クリストファー・マーロウ
翻訳: 河合祥一郎
演出: 森新太郎
美術: 堀尾幸男
照明: 中川隆一
音響: 藤田赤目
衣裳: 西原梨恵
ヘアメイク: 佐藤裕子
演出助手: 城田美樹
舞台監督: 大垣敏朗
芸術監督: 宮田慶子
出演:
 柄本佑(エドワード二世)
 中村中(イザベラ、王妃)
 大谷亮介(ランカスター伯爵)
 窪塚俊介(ケント伯爵)
 大鷹明良(アランデル伯爵)
 木下浩之(ペンブルック伯爵)
 中村彰男(レスター伯爵)
 西本裕行(ライトボーン、暗殺者)
 瑳川哲朗(老モーティマー)
 石田佳央(モーティマー)
 石住昭彦(カンタベリー大司教)
 下総源太朗(ギャヴィストン、エドワード二世の寵臣)
 谷田歩(スペンサー)
 長谷川志(ボールドック)
 安西慎太郎(王子エドワード)
 小田豊(コヴェントリー司教)
 原康義(ウォリック)
会場: 新国立劇場・小劇場 THE PIT
観劇日: 2013年10月24日(木)
上演時間: 午後6:30~(休憩15分含・約3時間)
ジャンル: ドラマ

edward2.jpg

先シェイクスピア時代、
エリザベス演劇の先駆者と言える劇作家マーロウの作品。

観に行こうかどうか、迷っているところへ
出演者に仕事の現場で誘われ、
さらに、既に芝居を観たマネージャーの好評を受けて
劇場に足を運ぶことにした。

幕が開いて早々に実感することだが
とにかく、森氏の演出が前面に出ているなあ、ということ。
語弊を恐れずに言えば、
役者は演出家の画を完成させるための駒でしかないのだ。

"本選びとキャスティングで、演出家の仕事はほとんど終わる"
という彼の発言を聞いたことがあるが
この発言からも、彼の自己顕示の一端が窺い知れる。

和服や、雛壇を模した階段を多用することで
英国の演劇界にインパクトを与えた蜷川氏よろしく、
森氏も階段が好きなようだ。
今年の初夏に彼が手がけた、サルトル作の「汚れた手」も
舞台セットは、大階段の一杯飾りだったが、
本作品でも、
高い位置に配された玉座まで
ステップの高い階段が5,6段用意されている。
ステイタスを表現するのに手っ取り早い方策。

暗転やライティングを駆使して
短いシーンを積み上げていくのも、
役者より演出が先行する作品にありがちな、映画的手法の一つ。

結果的に
役者のケミストリーが紡ぎ出すドラマが蔑ろにされる。
俳優の立場からすれば、
自分たちの演技を信用されていないように感じたり
俳優の存在意義を否定されたりしているようで
不満を抱くのではないか。


出演者に目を転じよう。

一番印象に残ったのは中村中。
性同一障害の歌手というイメージしかなかったが
舞台もそこそこ場数を踏んでいるよう。

多くの役者が
叫ぶと声が割れて何を言っているのか聞き取りづらい中
歌手だけあって、声量や響きが素晴らしい。
ただ、これまた歌手だなあと感じたのは
台詞を歌ってしまう点である。
傍白など、自分の思いを語る部分は有効だが、
対話に至っては、相手への台詞のかかり方が甘くなる。

また、凛とした美しさがあり
王妃としての気品に満ちている点は言うことなしである。
この点も、別角度から見ると不足を感じる。
叫びまくる男優に囲まれて
唯一マイペースで演じられるポジションにあるが、
それ一辺倒で、終始落ち着きはらっており
オーラスなど、感情が激する場面においても
さして演技に変化を見いだせない。

ギャヴィストンに扮した下総は
プロフィール写真よりも、見た目も演技もずっとセクシーな役者で
王の寵愛を受ける男色を印象強く演じている。

大御所の一人である瑳川。
舞台を見るたびに、丸く大きくなられるようだ。
今日など、チラシの名前を見ずに観劇していたら
きっと彼であることを認識できなかったのではないかと思う。
瑳川ほど渋い低音の持ち主であっても、
叫び声は籠って台詞が不明瞭にしか聞こえない。

モーティマーを演じた石田は
諸事情があり、急遽キャスティングされたと聞くが、
叫んでも彼の声は比較的通り、しっかり聞き取れる。
演技的にも、役どころをしっかり押さえ、好演だると言えよう。
全編にわたって、エドワードの敵であり対極にある存在を
実直に演じていた。
惜しむらくは、カッコをつけたいという下心が所々で見受けられる。
逆に
処刑される直前は、思いっきりカッコ良くなってほしいが、
首から上が長く、体のバランスがイマイチな彼のシルエットは
お世辞にもカッコいいとは言えない…
こればかりは持って生まれたもの、どうしようもない。

キーパーソンの一人であるケント伯を演じる窪塚。
ただ一言、力不足も甚だしい。
たっぱも無い人だと知るにとどまる。

主役の柄本は
"キャスティングでほとんどが決まる" という演出家の言そのまま
彼に求められたキャラクターは体現出来ているのではないだろうか。
3時間の芝居の8割は舞台上にいるであろう主役を
合格点で演じきっていると思う。

テンポが大事なのは分かるが、
役者の間で交わされる対話の中に
感情を揺さぶられるドラマを感じられないのは寂しい。
奇抜な絵や配色、
立体的に飛び出してきたり、メロディまで奏でたりする
仕掛けが盛りだくさんな絵本に似ている。
上演の主眼はストーリーを伝えることのみで
伝え方に生きた人間の介在が乏しいのは残念なかぎり。

舞台を見なれない人は
新鮮に感じるかもしれないが。
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

時代と言葉 [日記]

「言葉は時代とともに変化する」

私もこれを否定しません。
しかし、言葉をプロとして操る人間としては、
原作者や演出の要求がないかぎり
言葉を正しく守っていくのが使命だと思っています。

映画やドラマ・アニメなどクリエイティブな作品や
バラエティなどに出演する、言葉に無知なタレントは別にして、
ナレーターやアナウンサーといった類いの方々は
言葉の職人として、正しい言葉づかいを心掛けてほしいものです。

私はバラエティ番組が好きでよく観ます。
「ダウンタウンDX」での一幕。
同番組冒頭にて
その日に放送されるエピソードが
それが何分後に放送されるかという情報とともに
紹介されます。

すでに文中に出てきた「何分」にも関わる問題ですが、
あなたは、「3分」「4分」「何分」をどう読みますか?
「1分」「6分」「8分」「10分」をどう読みますか?

私は
「さんぷん(3分)」「よんぷん(4分)」「なんぷん(何分)」
「いっぷん(1分)」「ろっぷん(6分)」「はっぷん(8分)」「じゅっぷん(10分)」
と読みます。

「3分」「4分」「何分」など
"分" の前は "ん" という撥音便(はつおんびん)、
その他は
"分" の前が "っ" という促音便(そくおんびん)
となっています。

これらの音便の後にくるハ行「はひふへほ」は、
゜の付いた半濁音「ぱぴぷぺぽ」となり
破裂音として発音されるのです。

「1分」「6分」「8分」「10分」
を読み間違えている人は少ないようですが、
「4分」「何分」については
「よんふん」「なんふん」というふうに
半濁点なしの読み方をする若者が圧倒的に多いんです。
(何故か、「3分」については若者も読み違えない)

音便同様、この半濁音化も
発音しやすいように変化してきたものと言われています。

「よんふん」「なんふん」に慣れている若者には
こちらの方が言いやすいのだという人もいますが、
先にも述べたように、言葉は崩れていくものだとしても
私たちプロがやってはならないことだと確信しています。

ということで、話は「ダウンタウンDX」戻ります。
冒頭のエピソード紹介をするナレーターの方は
担当以来、ずっと「よんふんご(4分後)」とおっしゃっていました。
私は長年のフラストレーションに耐え切れず
2週間前に、番組HPに投稿。
翌週は「4分」台自体が登場しなかったのですが、
その翌週に当たる先週、当該のナレーターは
「よんじゅうよんぷんご(44分後)」と発音してらっしゃいました。
積年の不快感が漸く解消されました。
おそらくは私の投稿内容を伝えてくれたんでしょう。


あと、気になっているのは、
TVのスポーツ実況でよく聞く
「~に欠く」「~に欠いている」という表現。
これは、それぞれ
「~に欠ける」「~に欠けている」であって、
"欠く" "欠いている" を使いたいのであれば
「~を欠く」「~を欠いている」となるべきです。

今朝も、テレ朝の坪井直樹アナウンサーが
「~に欠いている」と言っていました。

こういった助詞と動詞・形容詞との対応の間違いは
単に、言葉を知らないことに起因していると言えます。

ニュースや情報番組を担当するアナウンサーは
最新の情報や新しい固有名詞などには
いち早く接するでしょうが、
漢字の読み方や言葉の決まりを知っているか否かは
その人が触れてきた言葉の質と量
つまりは、その人の歴史によって決まるわけです。

私は中学卒業後、ほとんど本を読まなくなり、
今となっては、台本や戯曲、芝居の資料以外、
本を開くことはめったにありません。

地方出身者ながら標準語を心掛けていた父と、
小学生のころに読み漁った推理小説やSF小説、
学校の教科書がきっかけとなって好きになった夏目漱石。
そして、流れで読んだ漱石と同世代の作家たちの作品。
今の私を支えてくれている、こういった過去の貯金に感謝です。

その貯金で賄いきれない部分は
今からでも補っていかなくちゃならないだろうなあ。

部屋を整理して
段ボールの底に眠っている積読本でも引っ張り出そうかな。
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

『進撃の巨人』 [アニメ]

「進撃の巨人」(2013)★★★★☆75点
英語題: attack on titan
監督: 荒木哲郎
原作: 諫山創
シリーズ構成: 小林靖子
キャラクターデザイン: 浅野恭司
総作画監督: 浅野恭司、門脇聡
アクション作画監督: 江原康之、今井有文
美術監督: 吉原俊一郎
3D監督: 藪田修平
撮影監督: 山田和弘
音響監督: 三間雅文
音楽: 澤野弘之
アニメーション制作: WIT STUDIO
音響制作: テクノサウンド
制作協力: Production I.G
声の出演:
 梶裕貴(エレン・イェーガー)
 石川由依(ミカサ・アッカーマン)
 井上麻里奈(アルミン・アルレルト)
 谷山紀章(ジャン・キルシュタイン)
 嶋村侑(アニ・レオンハート)
 小林ゆう(サシャ・ブラウス)
 三上枝織(クリスタ・レンズ)
 下野紘(コニー・スプリンガー)
 逢坂良太(マルコ・ボット)
 細谷佳正(ライナー・ブラウン)
 橋詰知久(ベルトルト・フーバー)
 藤田咲(ユミル)
 神谷浩史(リヴァイ)
 小野大輔(エルヴィン・スミス)
 朴路美(ハンジ・ゾエ)
 藤原啓治(ハンネス)
東京都放送局:  TOKYO MX
放送日時:  2013年4月6日-9月28日
製作・ジャンル:  「進撃の巨人」製作委員会/アクション/本編24分×25話
 
進撃の巨人 1 [初回特典:未発表漫画65P「進撃の巨人」0巻(作:諫山創)] [DVD]
進撃の巨人 2 (初回特典:イベント優先販売申込券,諫山創監修ニセ予告ドラマCD付き) [DVD]


進撃の巨人 3 [初回特典:Blu-ray Disc ビジュアルノベル「ミカサ外伝」他(制作協力:ニトロプラス、プロダクション・I.G)] [DVD]
進撃の巨人 4 (初回特典:TVアニメ「進撃の巨人」オリジナルサウンドトラックCD2(全11曲47分)音楽:澤野弘之) [DVD]


進撃の巨人 5 [初回特典:80P「進撃の巨人」スペシャルフルカラーコミック(原作:諫山創)] [DVD]
進撃の巨人 6 [初回特典:Blu-ray Disc ビジュアルノベル「リヴァイ&エルヴィン過去編」他(制作協力:ニトロプラス、プロダクション・I.G)] [DVD]


進撃の巨人 7 [DVD]
進撃の巨人 8 [DVD]


進撃の巨人 9 [DVD]

 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
















 
諫山創による同名漫画のTVアニメ化。
「韓国の公共CMに "巨人" を模したキャラが登場」
というニュースに接したりして、
アニメ音痴の私でも、若者を中心に人気なのは知っていた。
ネットにて、一気に視聴。

私が幼少のころ親しんだアニメと違い、
近年のアニメは何かと、装備品や舞台がとても複雑である。
それに抵抗感を覚え、なかなか触手が動かないのだが、
本作は、プロットが実にシンプルで分かりやすい。
人間が目の前で食い殺されるシーンが頻出するという
ぞんざいなまでに凄惨な描写には、
良くも悪くも、ショックと刺激を覚えた。
ドラマを描き、観る者にカタルシスを与える上で不可欠な、
緊張と弛緩・抑圧と解放といった要素を備えている。
この作品が人気を博する大きな要因であろう。

巨大なものに立ち向う小さき存在。
主人公が相対する巨大な存在とは、
巨人の持つ物理的な力であり
権威・権力であり
人間の持つ私利私欲・自己保身・妬み嫉みである。

というように、テーマやストーリー構成の点で優れている一方、
人物の心理描写については不満を隠せない。


まず、言語表現がとても冗漫である。

単に台詞が冗長的であるだけでなく、
心の声として語られる部分が長すぎる。
たとえば、
「15秒で選択しろ」と言われ
それに対する葛藤や決断など、心の声に裂かれる時間は
優に1分を超えるのである。
状況を仔細に説明したり、場面を強調したりする為に
実際に流れる時間より長い時間を割いてシーンを描くことは
虚構作品において往々にして採られる手法。
とは言え、緊迫感・スピード感あるこのシーンを台無しにする長さだ。
長い上に、その言葉が決して的確な選択でないからであろう、
スッと理解できないことが多かった。

また、
衝撃的な出来事に絶句するシーンなどにおいて。
"アクション" となる台詞や行動と
"リアクション" となる絶句との間{ま}が長い。
リアクションの表情を別カットで大きく見せようとするあまり、
その間が不自然に長くなる。
表情も大事だが、この間というやつはそれ以上に大切である。
メリハリをつけたアクションシーンの描き方を
そのまま、心理描写や会話にも持ち込んでしまったせいだろうか。
間ひとつで
緊張感やサスペンスが生まれもすれば蔑ろにもされてしまう。
画本位でなく対話本位にすることで、ドラマになるはずだ。

加えて、言葉に対して無神経すぎる。
一体の巨人をやっつける場面で、「一網打尽にする」という台詞。
"一網打尽にする" とは、
多数からなる一団を全部捉えることを意味する。
こういった間違いは、一重に無知が為せる業。
また最終回には「支持母体を失墜させた」というナレーションがある。
"支持母体" 自体が失墜することはない。
"支持母体" のあとに
"権威" や "信用" といった言葉が抜けているのだ。
これら、思い出したものだけだが
こういった間違った言葉の使い方・選択が多かった印象である。
心の声やナレーションの多い作品だからこそ、
もっと言葉に繊細になってほしい。

ついでに言えば
チェックできる人間がいないことが問題だ。
「まだ目を見れない」という第14話のタイトルから分かることだが
当然のように "ら" 抜き言葉を使う世代。
時代の風潮を積極的に取り入れるのも一つの考えだが、
この物語のイメージを思う時、
若者の崩れた言い回しに媚びない方がいいと思う。
まあ、おそらくだが
作者・制作者は "ら" 抜きだということすら気づいていないのでは。


ストーリーについて感じたこと。

ミカサがエレンを命を賭して守ろうとする理由が希薄。
その理由を、
自分を守り犯人たちを刺殺してくれたことへの恩義や
両親を惨殺された人生の無情にしか求めないのであれば、
あの執拗なまでのこだわりの説明としては弱いのではないか。

入団前、アルミンを虐めていた子供たちが
エレンのことを喧嘩に弱いと評していた。
あの時点では、喧嘩技的に劣っていたとしても、
生来、図抜けて負けん気が強いことを考えるに
何とも釈然としないものを感じるのだった。

エレンが巨人に立ち向う理由、
ミカサがエレンを守る理由、
このストーリー展開の原動力である部分が
納得のいく太い幹になっていない。

コミックを読んでいるわけではないし
この先も連載は続くであろうから、結論づけることはできないが、
そういった部分が補足され、
アニが反人類に至った経緯も明快に説明されることを願う。

その他で気の付いた点と言えば、
入隊時の儀式として、訓練兵が罵倒されるシーン。
これは戦争映画でよく目にする光景だが、
私の知るかぎり、こういった演出の原点は
『愛と青春の旅立ち』ではないかと思う。
ルイス・ゴセット・Jr 演じる教官が
主演のリチャード・ギアら新兵に与える洗礼。
本作に登場する教官の台詞は、
内容こそ違え、なじり方は『愛と~』のそれそっくりである。

超大型巨人や鎧の巨人も人間の変身したものと想像できる。
その謎解きをはじめ、まだ明かされない秘密満載で
作品のさらなる展開に興味は尽きない。
この先もアニメ化を企画するなら、
今回私が抱いた不満が解消されんことを。
 
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

スポットライト [日記]

日曜の夜、久方ぶりのライブハウス。

学校や劇団のイベントでもなければ
いわゆる、著名人のコンサートでもないライブ。
そういった場所に、最後に足を運んだのは
すぐに思い出せないほど前のことです。
5, 6年前に出かけたジャズセッションかなあ、多分。

バンドメンバーは別にして
出演者は全員、声優を目指す19, 20歳の女の子ばかり。

オリジナルやアニソンなど
すべて知らない曲ばかりでした。

live.jpg

一生懸命に歌う彼女たちの姿には
今の私にはない、
けれんみなど微塵もない真っすぐなエネルギーや
観ていて切なくなるほどの純粋さ
を感じます。

そして
歌唱をはじめとするパフォーマンスの巧拙、
ステージ上での存在感の有無など、
小さなライブハウスでも
それとも、小さなライブハウスだから?
差は出るものなんですね。

彼女たちの前には、どんな未来が待っているんでしょうね。

ともあれ、観ていると、
客席で乗って楽しむよりも
ステージに上がって歌いたい衝動に駆られます。
やはり、
受け取る側よりも、発信する側にいたいんだなあ。
スポットライトが放つのは、麻薬の光線だからね。
生まれ変わったら、歌手になりたい。
そんな私です。
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

人生はライヴ [日記]

去年、facebook を始めてからは
日々の出来事や雑感は、facebook 中心ですが
だらだら長く書き綴ったりする時は
やはり、スペースの自由なこちらですね。

facebook にはUP済みですが
3週間前、向かいの新築マンションで
物騒なボヤ騒動がありました。

その騒動からさかのぼること2日前、
中学の同窓会に出席するため
とんぼ返りの帰省をしました。

名古屋の駅前に降り立ち、メインの大通りで遭遇したのが
知る人ぞ知る「にっぽんど真ん中祭り」。

domannaka1.jpg

全然知らなかったんですけど、
相当大きなイベントのようで
200チーム、2万人以上が参加したそうです!

よさこいあり、ソーランあり、
おばちゃん集団あり、居酒屋の常連さんグループあり、
切れ味抜群のパフォーマンスがあると思えば
オイオイ、酔いどれの千鳥足かって突っ込みたくなるものあり。

domannaka2.jpg

ただ、みんな楽しそうで誇らしげ。
それが一番ですね。


専門学校での前期のお勤めも、今日ですべて終了。
成績付けを終えて学校を出ると、外はすでに真っ暗。

元気で爽やかに家を出かけたはずだったんだけど
やっぱりまだ疲れは抜け切ってなかったみたい。

ちょっとだけ静かに飲みたくなりました。
というわけで、
またまたプールに背を向け
地下鉄を乗り継いで、行きつけのバーに向かったのであります。

しかし、お店に着くと
今夜はライブで貸し切りとのこと。
オープンライブだから、聴いてく? と言われたけど、
ちっちゃなフォークライブを聴く気分でもなく。
かといって、別の店に出かける気にもなれず…

ライブか…
Life is all live!!
こういう運の悪い夜があるのもライブ。

結局、帰途につきました。
コーヒー飲みながら、ゆっくり映画でも観よっ
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。