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『男女7人夏物語』 [TVドラマ]

「男女7人夏物語」(1986)★★★★☆80点
演出: 生野慈朗、清弘誠
脚本: 鎌田敏夫
プロデューサー: 武敬子、山本典助
音楽: SHAKATAK
主題歌: 石井明美「CHA-CHA-CHA」
出演:
 明石家さんま(今井良介)
 大竹しのぶ(神崎桃子)
 池上季実子(浅倉千明)
 奥田瑛二(野上君章)
 賀来千香子(沢田香里)
 片岡鶴太郎(大沢貞九郎)
 小川みどり(椎名美和子)
 大沢逸美(浅倉紀子、千明の妹)
 加賀まりこ(今井千歳、良介の義姉)
 早崎文司(神崎徳治、桃子の父)
 井原千寿子(出口明美、良介の元恋人
制作・ジャンル: TBS・テレパック/ドラマ恋愛/54分×10回

男女7人夏物語 DVD-BOX








80年代、
『金曜日の妻たちへ』で不倫ブームを巻き起こし
本作でトレンディドラマに先鞭をつけた鎌田敏夫。
現在制作される恋愛ドラマの基本的なスタイルを築いた。
周知であろうが、さんまと大竹を結びつけた作品である。

バブル全盛期を背景にドラマは展開していく。
良介のツアーコンダクターや千明のディーラーといった職業、
出演俳優陣の髪型、千明のメガネなどのファッションが
バブル色を色濃く反映している。
オープニングで流れる映像には、
竣工間もない有楽町マリオンのからくり時計が出てくる。
1年前、2大テナントの一つである西武の撤退は
時代の経過を感じさせて感慨深い。

高層マンションに住んでいる良介が
コインランドリー洗濯に行くのは無理がある設定。
桃子と良介の接点を増やすための方便だから理解はするが。

劇中、良介が香港から千明に絵葉書を送ってよこす。
今はEメールが普通の時代。
相手を思って絵葉書を選び、自分の筆で思いを綴る。
また、万人が携帯電話を持つ現代。
電話機を移動し、コードを引っぱる往時が偲ばれる。
電話の向こうで、ガチャという電話の切れる音が懐かしい。
アナログの良さを再認識できる良い機会となった。

恋愛を扱っていること、
さんまや鶴太郎といったお笑い芸人を先駆的に起用したこと、
そして何よりも
主要キャストの性格付けを明確にした鎌田脚本が
本作を成功に導き、最高視聴率32%を記録した一番の要因である。

さんま・しのぶの掛け合いは、明らかにアドリブ満載で
夫婦漫才さながらの面白さ。
本人達も本気で笑ったり吹いたりするシーンが随所に見受けられる。

主役は言うまでもなく、良介と桃子のカップルだが
物語の軸になるキーパースンは池上季実子演じる千明である。
池上は当時27歳。
美しいのは勿論だが、若い頃から妖艶な色気がある。
最近こういった色香を放つ若手女優がいないのが淋しい。

物語のラスト、桃子は
マイケル・ジャクソンのツアーに同行する為渡米する。
そのMJも今や故人。
少しわびしい気分にもなった。
 

『或る「小倉日記」伝』 [TVドラマ]

「或る「小倉日記」伝」(1993)★★★☆70点
演出・プロデューサー: 堀川とんこう
原作: 松本清張「或る「小倉日記」伝」
脚本: 金子成人
プロデューサー: 大木一史
撮影: 山口泰博
照明: 久保田芳實、加藤久雄、豊泉隆穂
美術プロデューサー: 桜井鉄夫
装置: 三木憲一
出演:
 松坂慶子(村上ふじ)
 筒井道隆(村上耕造)
 国生さゆり(山田てる子、看護婦)
 蟹江敬三(白川慶一郎、病院長)
 大森嘉之(江波)
 佐戸井けん太(栗田、病院付き書生)
 松村達雄(麻生、元福岡日日新聞小倉支局長)
 今福将雄(てる子の叔父)
 西村淳二
 佐古雅誉
 渡辺哲
 平泉成
 不破万作
 遠山俊也
 坂口芳貞(ナレーション)
受賞:
 第31回ギャラクシー賞優秀賞
 1994年日本民間放送連盟賞最優秀賞(テレビドラマ)
 第20回放送文化基金賞演技賞受賞 筒井道隆
 第33回日本テレビ技術賞(撮影部門・照明部門)
 日本映画照明技術者協会最優秀照明賞
 第5回上海テレビ祭テレビドラマ審査委員特別賞
放送局: TBS系列
放送日時: 1993年8月4日(水)21:00-22:54
製作・ジャンル: TBS/ドラマ/本編94分

或る「小倉日記」伝.jpg

芥川賞を受賞した松本清張の短編小説のドラマ化。
森鴎外が軍医として赴任していた小倉での足跡を辿ることに
その生涯を捧げた障害者が主人公。
この松本清張一周忌特別企画をTBSチャンネルにて視聴。

障害者ゆえに侮蔑・憐憫の目で見られ
相手にしてもらえない耕造。
体力的ハンデと世間の冷たい視線に打ちひしがれる彼を支えたのは
文学的探究心と、自分を認めさせてやるという気概だった。

それでも、美人で身なりのきちんとした母の助けがなくては
まともな人間として対応してもらえない。
自分の無力を毎日のように思い知らされる生活が
どれだけ辛いものか、私には計りしれない。

筒井道隆がこの難しい障害者の役を好演。
シリアスな役柄ということもあるが、
今まで彼の演技を観た中で一番いい。
まだ20代前半の筒井である。

質屋に通ったり家作(貸家)を売ったりして
息子の面倒を見る母の苦労も絶えない。
献身的に耕造を支える美人母には松坂慶子。
麗しくも哀れな母子を描くのには打ってつけのキャスティング。

"僕を一人にするのが心配だって言ったけど、心配ないよ。
母さんが死んだら僕も死ぬよ"
言葉の出ない母。
障害者を子どもに持つ親なら、誰もが胸を掻きむしられる台詞だろう。

鴎外をよく知る麻生を演じる故・松村達雄の笑顔が素敵だ。
こんな笑顔が自然に出来る俳優に、いや人間になりたい。

やがて、体力が衰え箸も持てなくなる耕造。
その一方で、
鴎外の弟・森潤三郞によって、鴎外本人の「小倉日記」が発見され
構造の長年にわたる成果も日の目を見る機会を奪われる。
遠のいていく意識の中、
そんな悲報を知ることもなく命を引き取る耕造。
死に際に、彼の記憶に蘇る "伝便{でんびん}屋の鈴の音"。
鴎外を追いつづける耕造の旅はすべて、その鈴の音から始まった。
臨終とともに流れる一筋の涙がとても切ない。

人は生きている証が欲しいのだと改めて思う。
それは人とのふれあいかもしれない。
あるいは
形として残る記録かもしれないし、
残された人たちの心に刻まれる限りある記憶かもしれない。
私の場合は何だろう。
おのおのが求める証に、その生き方が見えてくるのだと思った。

『クライマーズ・ハイ 』 [TVドラマ]

「クライマーズ・ハイ 」(TV)(2005)★★★★90点
演出: 清水一彦(前編)、井上剛(後編)
原作: 横山秀夫
脚本: 大森寿美男
プロデューサー: 若泉久朗
美術: 深井保夫
撮影: 佐々木達之介
照明: 鈴木岳
音楽: 大友良英
出演:
出演:
 佐藤浩市(悠木和雅、北関東新聞社・日航全権デスク
 松重豊(岸文平、同政治部デスク)
 光石研(田沢直人、同社会部デスク)
 大森南朋(佐山達哉、同社会部・群馬県警記者クラブ)
 新井浩文(神沢夏彦、同社会部)
 大和田伸也(粕谷亘輝、同編集局長)
 塩見三省(追村忠士、同編集局次長)
 綿引勝彦(伊東康夫、同販売局長)
 杉浦直樹(白河、同社長)
 赤井英和(安西耿一郎、同販売部)
 岡本信人(稲岡信也、同文芸部)
 石井愃一(亀嶋格、同整理部長)
 橘ユキコ(編集部庶務・配信部員)
 久遠さやか(依田千鶴子、同編集部庶務)
 岸部一徳(等々力竜司、同社会部長)
 谷本一(守屋政志、同政治部長)
 安居剣一郎(望月亮太、元同社会部記者)
 美保純(悠木弓子、悠木の妻)
 大川翔太(悠木淳、悠木の息子)
 木村茜(悠木由香、悠木の娘)
 岸本加世子(安西小百合、安西の妻)
 高橋一生(安西燐太郎、安西の息子)
 川口翔平(安西燐太郎・少年時代)
 石原さとみ(望月彩子、望月の従妹)
 中村優子(遺族の女性)
 伊武雅刀(末次勲、安西の登山仲間)
 河原田ヤスケ(山波、運輸省主任調査官)
 寺島進(登山指導員)
 山中聡(吉井健一)
 嶋尾康史(宮田道男)
 菅原大吉(久慈進)
 植松真美(高木真奈美)
受賞:
 第43回ギャラクシー賞優秀賞
 第32回放送文化基金本賞(前編のみ)/同出演者賞 佐藤浩市
 2007年エランドール賞プロデューサー奨励賞 若泉久朗
放送局: NHK
放送日時: 2005年12月10日(土)/12月17日(土)19:30-20:45(各75分)
製作・ジャンル: NHK/ドラマ/150分

クライマーズ・ハイ [DVD]








1985年の日航機事故を追う地方新聞を舞台にした人間模様を描く。
NHKの土曜ドラマとして放送された。
2008年に封切られた堤主演の映画版も2度観ている。

美保純の棒読みが気になる。
映画通の彼女、芝居は上手いと思っていたので意外だった。

嫌われ役を演じる光石研や岸辺一徳の薄っぺらさが
俗人らしくていい。
本領発揮といったところか。

塩見は聞こえない台詞多し。
いくらマイクが拾ってくれてもお茶の間で観るテレビドラマ。
大音量で観てもらえる映画ではないのだから
もう少しはっきり声を出してほしい。

近寄らなくなった娘・由香が
柱の脇から悠木に声をかけるシーン。
事故のこと、仕事に対する労い、
幼い娘から聞く言葉に、
思わず涙が溢れ出す悠木。
失ってしまった家族との絆・友や同僚達の信頼、
そして、知らぬ間に卑屈になっていた記者としての自分。
前編を締めるこの涙に感動する。
佐藤浩市万歳!

パートナーとザイルを組み
そのザイルとともに命も共にする登山者。
事故に熱くなる過去と並行して描かれる
現在の登山シーンは
過去、あるいは人間社会を冷静に俯瞰していて
過去と現在の対比からメッセージが明確になる。

"地元の新聞なら一番詳しいことが分かるかもしれない"
新聞を手に入れに来た遺族の母子の存在も不可欠な要素。

この作品でいい俳優だと認識した大森の
熱いが抑えた演技が光る。
前回観た時は印象が残らなかった石井も
映画版のでんでん同様、にぎやかしの肝どころを押さえている。

事故原因のネタを(素っ破)抜くために突っ走る悠木。
"何であの飛行機は落ちたんですか
どうか本当のことを書いてくださいね"
遺族女性の言葉がこだまする中
それでも彼は、土壇場で尻込みしてGOサインを出せなかった。
これがクライマーズハイが溶けた瞬間だ。
これは伊武雅刀演じる末次とのエピソードが
伏線となっているからこそ生きてくる計算された場面。

高橋一生については、これまで注視したことはないが
見かけるたびにひねた役柄を演じている印象がある。
このドラマでは友人の遺子役で
とても素直な好青年を演じている。
俳優としては、嫌われ役も目立つし飛びつきたくなるが
彼本来の良さはこういう純な役どころにあるように思う。

瑣末なことだが
前編で若い頃に山を登る佐藤浩市の顔が
タオルで頭を覆っていたせいで、まったく別人に見えた。
彼の容姿のインパクトには、
あの剛毛でふさふさの髪が大きな役割を果たしていることが判明。

改めてよく出来た脚本だ。
ついつい取り扱っている日航機事故のことばかりに
意識を持っていかれがちだが
主役はあくまで、その中で苦悩しながら闘う人間たちだ。
このTV作品も2度目の視聴となるが、
再び観ても飽きない面白さがある。
TV、映画とも二枚目を主人公に配しているが
ちょっとヒロイックに演じすぎた堤に対し
悠木役の先輩・佐藤には人間味を感じる。

『兄弟』 [TVドラマ]

「兄弟~兄さん、お願いだから死んでくれ!昭和に散った兄弟の栄光と破滅そして女たちの涙」(1999)★★★☆☆60点
演出: 石橋冠
プロデューサー: 一杉丈夫、大山勝美、堀川とんこう
原作: なかにし礼「兄弟」
脚本: 竹山洋
出演:
 ビートたけし(中西政之)
 豊川悦司(中西禮三)
 桃井かおり(政之の妻)
 余貴美子(禮三の姉)
 馬渕晴子(政之らの母)
 工藤静香
 麻生祐未
 高島礼子
 梨本謙次郎
 坂本長利
 生井健夫
 村田則男
 磯村千花子
 芦田昌太郎
 並木絵里子
 今野雅人(子役)
 下川摩梨香(子役)
放送局: ANN局系列(キー局:ANB)
放送日時: 1999年03月20日(土)21:00-23:21(本編121分)
製作・ジャンル: テレビ朝日=KAZUMO/ドラマ/121分

kyoudai.jpg

作詞家なかにし礼の自伝的小説のドラマ化。
特攻隊の生き残りである兄と
その兄に半生を翻弄された弟のてん末を描く。

放映当時、キャッチーなコピーに興味を持ちつつも
そのキャッチーさが鼻について観なかった。

内容を全く知らなかったので
なかにし礼の実話と知って意外だった。

ストーリーが面白い上に
キャストも個性的な面々が揃っているので
なかなか楽しめた。

劇的な展開、役が持つ強烈な個性。
こういったものがあると、俳優は随分楽である。
不況にもかかわらず、製作数の減らない邦画にも
若者を主人公に、そうした激情型の作品が多いように思う。

そういった作品は
俳優が何もしなくても、台詞さえ言えば "成立" することが多い。
それを単なる "成立" 以上のものにするか否かは
きめ細かい演出と、俳優の取組み度合いと技量次第。

その意味で
たけしをはじめ、出演者のこだわりが薄いように感じた。
たけしの出演する映画もドラマも
実はほとんど観ていない私に、比較というものはできないが
弟を食い物にする政之が
単に、独善的な厄介者以上に
禮三が評するように "悪魔" という存在に深まっていない。
きっと深遠な不気味さを孕んでいるはずなのだ。
といって、激情的な演技を求めているわけではないが。

少ない出番で、やはり上手いなあと感じたのは余貴美子。
兄弟の狭間で気遣う女の心理がよく見えた。

演出の決定的なミスを一つ。
禮三が、ついに政之の死に顔を見るシーン。
白布を剥がれた政之のまぶたがはっきりと動くのだ。
結構重要な瞬間だと思うのだが、そこですっかり白ける。
ほんの一瞬のカットなんだから
演出家は、たけしに遠慮せず
納得がいく画を撮れるまでリテイクを重ねるべきだ。
こういう一面を切り取っても
やっつけ仕事的な、ドラマ演出の粗がのぞく。

姿勢とアプローチ一つで
ぐんと良くなる感じを受ける作品だけに勿体ない。

『ハゲタカ』 [TVドラマ]

「ハゲタカ」(TV)(2007)★★★★☆80点
副題: ROAD TO REBIRTH
原作: 真山仁「ハゲタカ」「バイアウト」
脚本: 林宏司
音楽: 佐藤直紀
演出: 大友啓史、井上剛、堀切園健太郎
制作総括: 阿部康彦
制作: 訓覇圭
監修: 森生明
経済考証: 佐山展生、山本礼二郎
金融考証: 勝又幹英
法律考証: 南賢一、草野耕一
エンディングテーマ: 題名『Riches I hold in light esteem(富は問題にならぬ)』(歌詞: エミリー・ブロンテ、音楽: 佐藤直紀、歌唱:tomo the tomo)

【第1回】日本を買い叩け!
出演:
 大森南朋(鷲津政彦、ホライズン・インベストメント・ジャパン代表)
 柴田恭兵(芝野健夫、三葉銀行資産流動化対策室室長)
 栗山千明(三島由香、東洋テレビ経済部記者)
 中尾彬(飯島亮介、三葉銀行常務)
 中原丈雄(迫田、三葉銀行専務)
 神山繁(海野重雄、三葉銀行頭取)
 津村鷹志(坂巻、三葉銀行常務)
 佐戸井けん太(沼田透、三葉銀行広報部部長・芝野の同期)
 志賀廣太郎(中延五郎、鷲津の部下)
 ティム(アラン・ウォード、鷲津の部下)
 嶋田久作(村田丈志、鷲津の部下)
 イアン・ムーア(アルバート・クラリス、鷲津の部下)
 太田緑・ロランス(リン・ハットフォード、鷲津の部下)
 唐木ちえみ(三島頼子)
 小市慢太郎(野中裕二、東洋テレビ経済部記者・由香の上司)
 宇崎竜童(西野昭吾、旅館 "西乃屋" 五代目・治の父)
 永島暎子(西野史子、治の母)
 松田龍平(西野治)
 三谷昇(西野泰三、昭吾の父)
 大関真(後藤)
 杉内貴(進藤)
初回放映日: 2007年2月17日21:00~21:58

【第2回】ゴールデン・パラシュート
出演:
 大森南朋(鷲津政彦、ホライズン・インベストメント・ジャパン代表)
 柴田恭兵(芝野健夫、三葉銀行事業戦略部部長)
 栗山千明(三島由香、東洋テレビ経済部記者)
 冨士眞奈美(大河内瑞恵、玩具メーカー "サンデートイズ" 社長)
 小林正寛(大河内伸彰、"サンデートイズ" 専務・瑞恵の長男)
 岡本信人(百瀬敬一、"サンデートイズ" 常務)
 山崎大輔(大河内伸男、"サンデートイズ" 副社長・瑞恵の夫)
 菅原大吉(大河内真也、"サンデートイズ" 常務・瑞恵の義弟)
 村松利史(木下、"サンデートイズ" 課長)
 中尾彬(飯島亮介、三葉銀行常務)
 佐戸井けん太(沼田透、三葉銀行広報部部長・芝野の同期)
 中原丈雄(迫田、三葉銀行専務)
 津村鷹志(坂巻、三葉銀行常務)
 志賀廣太郎(中延五郎、鷲津の部下)
 ティム(アラン・ウォード、鷲津の部下)
 嶋田久作(村田丈志、鷲津の部下)
 太田緑・ロランス(リン・ハットフォード、鷲津の部下)
 松田龍平(西野治)
 永島暎子(西野史子、治の母)
 唐木ちえみ(三島頼子、由香の母)
 渡辺哲(三島健一、由香の父)
初回放映日: 2007年2月24日21:00~21:58

【第3回】終わりなき入札
出演:
 大森南朋(鷲津政彦、ホライズン・インベストメント・ジャパン代表)
 柴田恭兵(芝野健夫、三葉銀行事業戦略部部長)
 栗山千明(三島由香、東洋テレビ経済部記者)
 中尾彬(飯島亮介、三葉銀行常務)
 佐戸井けん太(沼田透、三葉銀行広報部部長・芝野の同期)
 矢島健一(日下部進、投資会社 "アイアン・オックス" 代表)
 小市慢太郎(野中裕二、東洋テレビ経済部記者・由香の上司)
 宮川俊二(東洋テレビアナウンサー)
 松田龍平(西野治)
 志賀廣太郎(中延五郎、鷲津の部下)
 ティム(アラン・ウォード、鷲津の部下)
 嶋田久作(村田丈志、鷲津の部下)
 太田緑・ロランス(リン・ハットフォード、鷲津の部下)
 冨士眞奈美(大河内瑞恵、玩具メーカー "サンデートイズ" 前社長)
 小林正寛(大河内伸彰、"サンデートイズ" 新社長・瑞恵の長男)
 岡本信人(百瀬敬一、"サンデートイズ" 常務)
 光石研(遠山鎌一郎、弁護士)
 渡辺哲(三島健一、由香の父)
初回放映日: 2007年3月3日22:00~22:58

【第4回】激震!株主総会
出演:
 大森南朋(鷲津政彦、ホライズン・インベストメント・ジャパン代表)
 柴田恭兵(芝野健夫、"大空電機" 再生担当執行役員)
 栗山千明(三島由香、東洋テレビの報道番組 "PRIME11" キャスター
 菅原文太(大木昇三郎、"大空電機" 会長)
 大杉漣(塚本邦彦、"大空電機" 社長)
 田中泯(加藤幸夫、"大空電機" 特級技能士)
 小市慢太郎(野中裕二、東洋テレビ経済部記者・由香の上司)
 蟹瀬誠一(武田直也、東洋テレビの報道番組 "PRIME11" キャスター)
 志賀廣太郎(中延五郎、鷲津の部下)
 ティム(アラン・ウォード、鷲津の部下)
 嶋田久作(村田丈志、鷲津の部下)
 イアン・ムーア(アルバート・クラリス、鷲津の部下)
 太田緑・ロランス(リン・ハットフォード、鷲津の部下)
 松田龍平(西野治)
 唐木ちえみ(三島頼子、由香の母)
 杉内貴(進藤)
 谷本一(佐藤高志)
 奥田達士(平田政夫)
 菊池隆則(吉田)
 佐久間哲(山口)
 日向丈(山崎)
初回放映日: 2007年3月10日21:15~22:13

【第5回】ホワイトナイト
初回放映日: 2007年3月17日21:00~21:58

【最終回】新しきバイアウト
出演: 
 大森南朋(鷲津政彦、ホライズン・インベストメント・ジャパン前代表)
 柴田恭兵(芝野健夫、"大空電機" フェニックス計画推進本部取締役)
 栗山千明(三島由香、東洋テレビ経済部記者)
 松田龍平(西野治)
 志賀廣太郎(中延五郎、鷲津の部下)
 ティム(アラン・ウォード、ホライズン・インベストメント・ジャパン新代表)
 嶋田久作(村田丈志、鷲津の部下)
 大杉漣(塚本邦彦、"大空電機" 前社長)
 松重豊(大賀康男、"大空電機" 新社長)
 田中泯(加藤幸夫、"大空電機" 特級技能士)
 中尾彬(飯島亮介、三葉銀行常務)
 徳井優(牛島誠二、"大空電機" 情報端末部部長)
 浅利陽介(牛島誠二の息子)
 唐木ちえみ(三島頼子、由香の母)
 菊池隆則(吉田)
 佐久間哲(山口)
 日向丈(山崎)
初回放映日: 2007年3月24日21:00~21:58
製作・ジャンル: NHK/経済・ドラマ

ハゲタカ DVD-BOX








2007年にNHKで放映された土曜ドラマ(全6話)。
不覚にも、第5話を誤ってHDから消してしまったようで
その部分はサイトでざっとあらすじを読んだ。

ただ、松田龍平との対決が話の主体の回なので
松田の演技にあまり興味のない私は、大して残念ではない。

栗山千明は、
初登場のシーンで、レポート音声から入るが
記者としての喋りがなっていないのがいきなりモロバレ。
下手なレポートだなあと思って、顔がONになったら彼女だった。
彼女の顔の造作については、何か人工的なイメージが強く
受け口も手伝って、嫌いな部類の顔だが
それ以外で、このドラマを通じてずっと感じていた違和感が何なのか
最終回のオーラスの記者会見のシーンで判明した。
彼女は無駄に口が開きっぱなしなのだ。
ふつう人は話す時、
一区切りの言葉を言い終えると口は自然に閉じるものだ。
栗山の場合は、ほぼ常に半開き状態。
これを以って、女優としてNGとは言わないが
エロいシーンで意識的に上手く使う以外には
決してプラスになるとは思えないし、
彼女が意識的にそうしているとは到底思えない。
ともあれ、私は疑問が一つ解決してスッキリした。

柴田恭兵は、本ドラマが肺ガンから復帰作だ。
若い頃からのあばた面が、
加齢と病気で少しやつれ感を助長しているようだが
実直で正義感の強いキャラクターを好演している。
個人的には、"恭兵ヘア" を返上して臨んでいれば、
評価もぐんと割増にしたいところ。
"あぶ刑事" も楽しかったが
こうした大人の演技をもっとたくさん見せてほしい。

大森南朋の評価は
初めて認識したのは、
本作と同じNHKの土曜ドラマ「クライマーズ・ハイ」である。
今回で言うと、栗山のポジションに近い若手記者を演じていた。
麿赤兒の息子という素性を知らずに、私はその演技に魅了された。
あまり口を開けずに話すのは彼の味でもあるが
滑舌の甘さをしばしば露呈することになり、
こういった専門用語の多い役どころでは、少なからずマイナスだ。
作品とともに、高い評価を受けたことがその好演の証明だが
もっともっと非情になっても良いのでは、と感じた。

全話にわたると、出演者があまりに多いので
主演の3名以外の演技については捨象する。

ストーリーとしては
世界経済、日本社会に密接に関連していて
資本主義のあり方、人生における"働くこと"の意味を問い直す時だと
痛切に感じさせるものだ。

鷲津と芝野の対立軸がこのドラマの芯であり
その見地からすれば
企業の買収・再生といった経済事象は、その道具でしかない。
若き銀行員だった鷲津の変節、
そして回帰ともいえるラストの鷲津の姿
を動機付けたものを、センチメンタリズムと一蹴することもできるが
人の痛みを知るための原動力が
感傷的な思いであってもいいではないかと思う。

エンディングテーマになっている
「Riches I hold in light esteem(富は問題にならぬ)」を歌う
tomo the tomo さんの声が印象的だったので、紹介しておく。



『内海の輪』 [TVドラマ]

「内海の輪」(1982)★☆☆☆30点
正式題: 松本清張の「内海の輪」大学教授の不倫の決算・蓬莱峡に消えた死体
監督: 井上昭
プロデューサー: 小林重隆
原作: 松本清張
脚本: 中島丈博
音楽: 田辺信一
撮影: 小林節雄
美術: 川崎軍二
照明: 山川英明
録音: 左藤幸哉
出演:
 滝田栄(江村宗三、東都大学古代史助教授)
 宇津宮雅代(西田美奈子、江村の元兄嫁)
 岡まゆみ(中根佐世子、江村の教え子)
 三ツ木清隆(塚田、江村の教え子)
 長坂京三(江村の同僚)
 松本留美(宗三の妻)
 小坂一也(宗三の兄)
 井川比佐志(串田、刑事)
 高橋昌也(主任教授)
 粟津號(強盗殺人犯)
 寺田農(ナレーション)
製作・配給・ジャンル: 大映テレビTBS//サスペンス/95分(CM別)
初回放映日: 1982年4月17日21:02-22:53(TBS系列「ザ・サスペンス」枠)

松本清張サスペンス 内海の輪 [DVD]








松本清張原作小説の3度目の映像化。

当時絶大な人気を誇っていた岡まゆみ。
宗三役の滝田とは、期せずして四季つながりとなった。

美奈子を演じる宇津宮の色気が、この作品のポイント
と言うより、見どころは彼女の演技くらいしかない。
彼女が演じてみせる、男には重すぎる愛は見事。

サスペンスにしてはプロットが凡庸で
惹きつけるものがあまりない。

考古学者として嘱望された将来が
瓦解するかもしれないという焦燥感が全く感じられないのだ。

特に、オーバーラップする回想シーンの多用が気になった。
演技や台詞でスリリングなドラマを紡ぐのではなく
編集による小手先の技術で仕立て上げた薄っぺらさを感じる。
ストーリーに魅力がないための苦肉の策なのか。

『昭和怪盗傳』 [TVドラマ]

「昭和怪盗傳」(TVドラマ)(1977)★★☆☆50点
監督: 岡本喜八
脚本: 廣澤榮
原作: 加太こうじ「実録説教強盗昭和大盗伝」
プロデューサー: 小林正夫、佐藤正大、梶山仗祐
制作: 宮崎慎一
撮影: 村井博
照明: 高橋彪夫
録音: 渡会伸
美術: 大谷和正
音楽: 佐藤勝
キー局: ANB
放送日時: 1977/11/19(土)21:00-22:24
番組名: 土曜ワイド劇場
出演:
 仲代達矢(津田梅吉、左官工・説教強盗)
 田中邦衛(刑事)
 岸田今日子(キクチフミエ、女流作家)
 神崎愛(二宮すゑ子、カフェの女給)
 松本克平(一條渥胤、貴族院議員)
 嵯峨善兵(警視総監)
 横森久
 大木正司
 小川真司(取調べ刑事)
 佐伯赫哉
 早川純一
 遠藤剛
 檜よしえ
 青山眉子(カフェの女給)
 隆大介(囚人)
 加太こうじ
製作・ジャンル: テレビ朝日=俳優座映画放送=大映映像/コメディ/72分

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昭和初期を舞台に立ち回った説教強盗の悲哀を喜劇的に描く。
後に2時間物の代名詞となる「土曜ワイド劇場」の創成期、
奇才・岡本喜八が演出を手がけたTVドラマ。

端的に言えば、昭和のネズミ小僧のお話。
金持ちの家にしか盗みに入らない。
説教強盗の性格上、
家人に防犯の心得を説いて帰るという粋な男だ。

普段は佐官工に身を隠す説教強盗・梅吉は、
カフェの女給のすえ子と所帯を持つ。
景気不安定な時代にあって、
富裕層から金を巻き上げる怪盗ぶりは英雄視されるが、
女流作家の宅に忍び込んだ時、顔がばれてしまう。

説教強盗を演じる仲代のナレーション。
ナレーションは決して目新しくない手法だが
心理を喜劇的に進行する上で功を奏している。

ただ、台詞も含め
東京出身のはずの仲代は
江戸弁のべらんめえ調が全く似合わない。

キャストについて。
俳優座退団前の仲代が、1975年に立ち上げた「無名塾」からは
0期生・神崎愛、1期生・隆大介。
俳優座在籍者・出身者となると、ざっと確認できるだけでも
田中邦衛、松本克平、横森久、大木正司、小川真司、早川純一、檜よしえ、青山眉子などなど。
俳優座映画放送が製作にかんでいることからも分かるように
言ってみれば、
主役から脇に至るまでほとんど身内で出演者を固めた。

神崎愛が「だって、だって~」と
可愛らしい声を出しながら帯を解かれるシーンは
決してエロティックではなく、愉快なギャグである。

女流作家とは、元手いらず同士の褒め合い。
誘う女・岸田今日子 vs 「お言葉に甘える」梅吉。
2人の一戦をストップモーションでカットにするあたりに、
監督の喜劇的編集センスを感じる。

しおらしく可愛らしい妻が
徹夜明けで帰宅する梅吉を待ち構えていて
一人寝で淋しかったと床を用意する様もクスッと笑いを誘う。

映画館から出てきて、刑事・田中邦衛との追っかけっこ。
追い越せ追い抜け・激突など
上映されていた映画のシーン映像をアナロジーに用いる上手さ。

喜劇の得意な俳優が演じたら、
もっと喜八監督の演出を活かせたように思う。
別の言い方をすれば、
ギョロ目・仲代は正義の士こそが、はまり役。

主人公の梅吉は
物盗りに入ってまで説教するなんて所からも
基本的に正義感が強いのである。
だからこそ、誤認逮捕に良心の呵責を感じて自首するわけだ。

違法行為とはいえ、
社会正義を貫く人間は、時代を経るごとに少なくなり
現在では、まったく聞こえてこない有様だ。

『白洲次郎』(TV) [TVドラマ]

「白洲次郎」(TVドラマ)(2008-09)★★★★85点
演出・脚本: 大友啓史
脚本: 近衛はな
制作統括: 鈴木圭
原案: 北康利「白洲次郎 占領を背負った男」
     牧山桂子「次郎と正子~娘が語る素顔の白洲家」
音楽: 大友良英
出演:
 白洲次郎(伊勢谷友介)
 白洲正子(中谷美紀
 近衞文麿(岸部一徳)
 吉田茂(原田芳雄)
 牛場友彦(石丸幹二、次郎の親友)
 辰巳栄一(高橋克実、吉田の軍事顧問)
 河上徹太郎(田中哲司、次郎の友人)
 青山二郎(市川亀治郎、骨董鑑定人)
 白洲文平(奥田瑛二、次郎の父)
 白洲芳子(原田美枝子、次郎の母)
 松本烝治(竜雷太、幣原内閣の国務大臣)
 永野重雄(遠藤憲一、日本製鉄筆頭常務)
 本多誠二(眞島秀和、新聞記者)
 神山繁
 塩見三省
 草村礼子
 中原丈雄
 緒形幹太
 町田マリー
 佐々木勝彦
 春風亭柳橋
 黒部
 森次晃嗣
 上杉祥三
 北見敏之
 団時朗

NHKドラマスペシャル 白洲次郎 DVD-BOX








春先放映された第1・2回を観て期待していた全3回のNHKドラマ。
原田芳雄の大腸がんにより、3回目はおとといの放映となったが、
1・2回も再び録画し、4時間半分を一気に観た。

伊勢谷友介は実に端正な顔立ちだ。
これまでモデルとしか認識していなかったのだが
私が知らないだけで、俳優としてのキャリアもなかなかのものだ。
次郎自身も、かなりの二枚目だし
正子演じる中谷美紀も
メイクも含め、特に晩年の本人にかなり似ている。

伊勢谷、中谷とも、うまく英語を話している。
かなりうまい方だろうが、
ジャパニーズイングリッシュであることは否めない。
ただここでは、日本人の個性として上手すぎないほうがいい。

主演の2人、そして吉田茂を演じる原田
実によく演じきっているという印象だ。

晩年を迎えるオーラス。
正子は中谷が演じているのに対し、次郎は神山繁が演じている。
老け的なアンバランスもさることながら、
夫婦の一方だけをいきなり挿げ替えるというのはいかがなものか。
自然な老けを演出したかったのだろうが、
かえって違和感ばかりに目がいくお粗末な結果。
あざとい老けメイクでも構わないから、伊勢谷を使うべきだった。

通産委員会で、政府を扇動しているとして次郎が責められるシーン。
委員長に黒部進、質問する議員に森次晃嗣、団時朗
といった具合に
ウルトラマンシリーズのヒーローを配したのは意図的な遊びだろう。

"従順ならざる唯一の日本人"
近年話題にのぼることの多い白洲次郎、興味の尽きない人物だ。

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