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『水戸黄門海を渡る』 [邦画(マ行)]

「水戸黄門海を渡る」(1961)★☆☆☆30点
監督: 渡辺邦男
原作・脚色: 川内康範
脚色: 杜松吉
企画: 久保寺生郎
撮影: 渡辺孝
美術: 上里義三
音楽: 福永久広
録音: 海原幸夫
照明: 伊藤貞一
出演:
 長谷川一夫(水戸黄門/シャグシャイン)
 勝新太郎(渥美格之進)
 市川雷蔵(佐々木助三郎)
 野添ひとみ(ノサップ)
 宇治みさ子(こずえ)
 藤原礼子(雷門のお新)
 林成年(松前泰久)
 千葉敏郎(ギルタン)
 佐々十郎(ひょっとこの金次)
 小堀明男(犬山陣十郎)
 嵐三右衛門(北海屋藤三)
 阿部脩(ポイサパ)
製作・配給・ジャンル: 大映/大映/時代劇/90分

kazuo2.jpg

蝦夷地の測量図が奪われた事件をきっかけに、
水戸黄門一行が蝦夷へ渡って活躍する時代劇。

原作・脚本が、
近年、森進一との「おふくろさん」騒動で話題となった川内康範。
作家・脚本家としても活躍していたことを目の当たりにして驚き。

50代前半だった長谷川一夫が、
老けの水戸黄門とアイヌの大酋長の二役を
声のトーンや語り口を工夫して、巧みに演じ分けている。

助さんに市川雷蔵、格さんに勝新太郎
と、黄門の側近に豪華人気スターを配している点も嬉しい。

この映画の製作当時、
アイヌ部族に対する本土日本人の見方は
どのようなものだっただろうか。
学生時代、北海道に旅したとき
躊躇なくアイヌに対する差別発言をする地元民にも遭遇した。
現代日本人は、差別云々の前に
彼らに対する知識・関心自体がないであろうから
和人との対立構造など理解しがたいだろう。
私には、インディアンを制圧していったアメリカ開拓民を思わせる。

シャグシャインとギルタンとの対立は理解できても
付き従う他のアイヌたちが2人を、どう見ているかが不明。
ために、
ギルタンが、部族に信頼されている呪術師を殺し
皆に決起を呼びかける時、
仲間のアイヌたちがどう感じたのか、
彼らが盲目的にギルタンに付き従う理由も皆目分からない。
実在したシャグシャイン(正しくはシャクシャイン)を登場させながら
それを支える仲間たちの "顔" が見えてこないお話は
軽薄で、ドラマが生まれないのは当然の帰結。

ノサップが重病の床に着いた際
口づけに見せかけて格之進が薬を口移しで飲ませるシーン。
薬を飲ませるどころか、唇にも全く触れていないのが丸分かり。
アップになるショットでこれはないだろう。
人前のラブシーンがまだタブーに近かった時代背景を考慮するなら
"ふり" がバレない、ごまかしの利くアングルを選ぶべきだ。

長谷川が2役を頑張っているのに、
撮影アングルは2ショットのアップを極力避けている。
いずれかが背中越しの絵になるショットが多すぎて、逆に気になる。

虚無僧に身を隠している助三郎は、おそらく吹替えだろう。
観客には、虚無僧=助三郎とすぐ察しがつくのだから
別人を持ってくることは、ここでも逆効果を生む。
声くらい雷蔵にアフレコしてほしかった。

ラスト。
ノサップとシャグシャインは、馬に乗って見送りに来る。
去っていく人がよく見える遠く離れた山の端までやってきたなら
そこで立ち止まって手を振るのも分かるが
同じ道を一行まで100mほどの位置で来ておいて
そこで馬を止めるのは不自然だ。
あそこまで来たら、
普通、追いついて面前で別れの挨拶を交わすだろう。

演出の粗ばかりが目立つ作品。
早撮りの渡辺が、手抜きの渡辺になってはいけない。

話はガラッと変わるが
宇治みさ子は、日本人には珍しいほど鼻筋の通った美人
新東宝の大スターだったようであるが
恥ずかしながら、この作品を観るまで知らなかった。
新東宝を去った渡辺邦男を追って大映入り。
本作には脇役としての出演だが、否が応でも目立つ。
早々に引退してしまったのが残念。
 
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『まらそん侍』 [邦画(マ行)]

「まらそん侍」(1956)★★☆☆☆40点
監督: 森一生
製作: 酒井箴
企画: 辻久一、税田武生
原作: 伊馬春部
脚本: 八木隆一郎
撮影: 本多省三
美術: 上里義三
音楽: 鈴木静一
邦楽: 中本利生
録音: 大谷巌
照明: 島崎一二
装置: 梶谷市造
装飾: 海老瀬弥一
背景: 高橋作次
美粧: 湯本秀夫
結髪: 布谷美代子
衣裳: 黒沢好子
擬音: 池内泰
擬闘: 宮内昌平
出演:
 勝新太郎(海保数馬、安中藩藩校 "甘雨塾" 塾生)
 夏目俊二(秋庭幾之助、塾生)
 大泉滉(本多市之丞、塾生)
 千葉登四男千葉敏郎(小板橋五郎次、塾生)
 武田竜(武藤喜八郎、塾生)
 十朱久雄(板倉伊予守勝明、安中藩藩主)
 清川玉枝(伊予守奥方玉木)
 瑳峨美智子(千鶴、首席家老の娘)
 三田登喜子(お糸、"大黒屋" の看板娘)
 トニー谷(熊坂の丹九郎、泥棒一味)
 益田喜頓(のろまの勘六、泥棒一味)
 旭輝子(白雲のお紺、泥棒一味)
 真風圭子(雪江、数馬の妹)
 小川虎之助(宇佐見監物、千鶴の父・首席家老)
 東良之助(本多将監、市之丞の父・次席家老)
 佐々木孝丸(山田三川、塾長)
 光岡龍三郎(猿谷佐次郎兵衛)
 尾上栄五郎(久保方治平)
 大邦一公(政五郎、高崎の顔役)
 水原浩一(高津摂津守、幕府からの使者)
 原聖四郎(吉田重兵衛)
 伊達三郎(角田与兵衛)
 横山文彦(三左衛門)
 藤川準(家臣)
 岩田正(家臣)
 玉置一恵(虚無僧)
 堀北幸夫(駒吉)
 橘公子(お槙、千鶴の乳母)
 大国八郎(関所の番卒)
 三上哲(飛脚)
 安田祥郎(由島隼人)
 清水浩(曽根出羽)
 成富昭(石黒善右ヱ門)
 仲上小夜子(お新)
 前田和子(お仙)
 小松みどり(数馬の母)
 金剛麗子(力餅茶屋の婆)
製作・配給・ジャンル: 大映/大映/時代劇・コメディ/90分

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好きな女性との結婚をめぐって若侍2人が走りつづける時代劇。
NHK放送劇の映画化である。

"遠足(とおあし)の儀" と呼ばれるマラソン
上り下り往復14里14丁の道のり。
なるべく正確を期すと、1里は36丁で、1丁は109.09m。
ということは
(14×36+14)×109.09=56508.62m≒56.5km
42.195kmの現代マラソンよりはるかに長い。
すごい行事、私には絶対に無理だ。

勝新太郎は、主役の一角として好青年で登場する。

トニー谷の算盤さばきが見られて楽しい。
彼の声だけ音量が馬鹿でかく聞こえるのは
発声、声量が他の俳優より抜きん出ていたということだろう。

撮影のためであろうが、
金のキセルが盗まれて箱の中が空だということを
わざわざ誰もいない前方のカメラに向けて示す。
"タネも仕掛けもありません"
と、手品師が観客に見せるがごとくで失笑。

トニー谷と大泉の奮闘がなければ
この作品はコメディとしては成り立たない。
今一人の喜劇役者・喜頓は
本領を全く発揮していないのが残念だ。

泥棒一味はドロ~ンと消えてしまうカット。
当時には珍しかった、映像技術の妙を見せ付けたかったのだろう。

ライバルの友情もいいが
数馬はお糸を選んだというより、
幾之助に千鶴を譲って身を引いたとも言える。
これはやはり、千鶴が嫌った「女性の品物扱い」に他ならない。
しかし、当の千鶴も何の異論も唱えない。
創り手は綺麗に落としたつもりのようだが、
私には納得いかない終わりだ。

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『めし』 [邦画(マ行)]

「めし」(1951)★★★★☆80点
監督: 成瀬巳喜男
監修: 川端康成
製作: 藤本真澄
原作: 林芙美子
脚色: 井手俊郎、田中澄江
撮影: 玉井正夫
美術: 中古智
照明: 西川鶴三
音楽: 早坂文雄
出演:
 上原謙(岡本初之輔)
 原節子(三千代、初之輔の妻)
 島崎雪子(里子、初之輔の姪)
 杉葉子(村田光子、三千代の妹)
 小林桂樹(村田信三、光子の夫)
 杉村春子(村田まつ、三千代の母)
 風見章子(富安せい子)
 花井蘭子(堂谷小芳)
 二本柳寛(竹中一夫、三千代の従兄弟)
 滝花久子(竹中すみ)
 大泉滉(谷口芳太郎)
 浦辺粂子(谷口しげ、芳太郎の母)
 進藤英太郎(竹中雄蔵、竹中証券社長)
 田中春男(丸山治平、丸山商店の若旦那)
 山村聡(岡本隆一郎、初之輔の兄)
 中北千枝子(山北けい子)
 谷間小百合(鍋井律子)
 立花満枝(鈴木勝子)
 音羽久米子(金澤りう、丸山の妾)
製作・ジャンル: 東宝/ドラマ/97分

めし [DVD]








"無限の宇宙の廣さのなかに
人間の哀れな営々としたいとなみが
私はたまらなく好きなのだ"
by 林芙美子

林芙美子の原作を基に
"めし、風呂、寝る" に象徴される倦怠期の夫婦の姿を
日常の風景の中に、もの静かに浮き彫りにした名作。

監修は何と川端康成。
それだけで文芸の香り高き予感がする。

古い映画を観るとき
時代を感じさせる風物は一つの興味の対象だ。

角に丸みがあってアーチ型をしたバスの天井のフォルム。
そこにも窓がはまっているおかげで、車内がとても明るい。
デザイン的にも機能的にも、この当時の方が優れているなあ
と、憧れにも似た懐古の情に満たされる。

大阪のシンボル・くいだおれ人形が登場すると、
なんかたまらなく嬉しくなってしまう。

貧乏人との結婚を "スリラー的経済" と呼ぶ里子。
実に面白い表現だ。

ところで
原節子の柔和で温かいイメージはどこから来るのだろう?
改めて見つめてみた。
大きな目や口によって強いインパクトを残すのは勿論だが
その理由の一つに、鼻が挙げられると思う。
筋が通っているからこそ美しさは保っているが
その肉感的で柔らか味もある大きな鼻。
包み込むような優しさを醸し出すのは、あの鼻に違いない。
あくまで私論である。

後年に怪優として名を馳せる大泉滉。
英語交じりに里子を口説く軽い乗りが
当時にしては珍しかったであろう
ロシアという異国の血の混じった顔立ちにマッチしている。

上原謙は
原節子を嫉妬させ悲しませるなんて
当時の男性に相当反感を買ったにちがいない。

りうが友人の草履を直すのを見るにつけ
市井の暮らしにも礼儀作法がしっかり根付いていたことを思い
勝手の陰に "礼" や "義" の精神が打ち捨てられている現状を憂う。

映画を観て遅くなり、泊めてほしいとやって来た
わがまま邦題の里子が
見事な正論で信三に叱責されるシーンは痛快至極。
信三の言うことはいちいち尤もで、心から共感できる。

里子はとにかく幼稚なのだ。
自分が一夫と結婚した方が初の輔が幸せになるのでは? と言い放つは、
父の説教を聞きながらも欠伸をするは。
絵に描いたようなわがままなバカ女。
つまりは、そう思わせる島崎雪子の演技の勝利なり。

駅前で子連れで、新聞売りをする友人を見て愕然とする三千代。
女性の自立が普通になった現代を思うと、改めて時代を感じる。

カットのフェイドアウトに俳優に目線を落とさせる演出法は
「噂の娘」でも見られたが
いい意味でも悪い意味でも気になる。

玄関先の靴のカットに、ベースの単音。
本人を登場させずに夫の上京を匂わせる
こちらは素晴らしい演出だ。

大阪へ戻る車中、夫に宛てた手紙を破って列車の窓から捨てる。
"何て書いてあったか知ってらっしゃる?" と投げかけても
"眠いよ" としか返さずに寝に戻る夫。

"私のそばに夫がいる。
目をつぶっている、平凡なその横顔。
生活の川に泳ぎ疲れて、漂って
しかもなお、闘って泳ぎ続けている一人の男。
その男のそばに寄り添って
その男と一緒に幸福を求めながら生きていくことは
そのことは
私の本当の幸福なのかもしれない。
幸福とは
女の幸福とはそんなものではないのだろうか"

このラストモノローグに対して
現代人女性はどう思うのだろうか?

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『地下鉄(メトロ)に乗って』 [邦画(マ行)]

「地下鉄(メトロ)に乗って」(再)(2006)★★★★☆80点
※(再):私が以前に観たことのある作品
監督: 篠原哲雄
製作: 宇野康秀、気賀純夫、島本雄二、早河洋
エグゼクティブプロデューサー: 河井信哉、遠谷信幸、林紀夫、亀山慶二
企画: 小滝祥平、三宅澄二、高松宏伸、梅澤道彦
原作: 浅田次郎「地下鉄に乗って」
脚本: 石黒尚美
撮影: 上野彰吾
視覚効果: 松本
美術: 金田克美
音楽: 小林武史
主題歌: Salyu
照明: 赤津淳一
録音: 橋本文雄
出演:
 堤真一(長谷部真次)
 岡本綾(軽部みち子)
 常盤貴子(お時)
 大沢たかお(小沼佐吉、真次の父)
 田中泯(野平啓吾、真次の恩師)
 笹野高史(岡村、真次の上司)
 北条隆博(小沼昭一、少年期の真次の兄)
 吉行和子(長谷部民枝、真次の母)
 崎本大海(小沼真次、少年期の真次)
 綱島郷太郎(小沼圭三、真次の弟)
 中村久美(真次の妻)
製作・ジャンル: ギャガ・コミュニケーションズ=松竹/ドラマ・ファンタジー/121分

地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]








浅田次郎原作小説の映画化。

地下鉄のトンネルを効果音とともに突き抜けるカットは
話が過去と現代をまたぐことを理解する上で分かりやすい。

私は、大沢たかおという俳優が苦手である。
大役を数多くこなしてきているのに、
台詞回しは一向に上手くならないし
とにかく観ていて不安で、いつまで経っても素人役者に映る。
ちっちゃくて弱っちい役柄なら合ってる気はするが、
今回のように老け役まで演じなければならないのは
…観ている方がきつい。

また、岡本綾。
私の位置づけでは、
とよた真帆・財前 直見と並んで、魅力のない色白女優の一人。
ただ、この映画では適役。
何事も受け入れ耐え忍ぶ役どころで、しかも薄幸。

主役の堤は安定味のある演技で、このストーリーを終幕まで導く。

BARアムールを訪ねる前に
みち子は、真次にキスを求め、背広のポケットに指輪を忍ばせる。
みち子という人間は
その先で起きることを予感しているようで、
過去への水先案内人となる野平先生ともども、
霊的な存在に描かれている。

好きな人を幸せにしてやることが
妻子ある真次の前から消えることだなんて悲しすぎる。

上司・岡村が読む「罪と罰」が
真次をめぐる人たちの因果につながる。

Salyuの歌が流れるラストはグッとくる。
それだけに、いきさつはともかく、
背広の指輪を手にとったときに、みち子を思い出してほしかった、
決してセンチになることなく。

家族の確執という題材や、タイムスリップ物が好きなせいだろうか、
この歌をバックに、
外に出た丸の内線の車窓に向き合う真次のカットが見たくて、
気がつけば鑑賞も4度を数えた作品。

毎度ながら浅田はいい話を書く。

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『マークスの山』 [邦画(マ行)]

「マークスの山」(1995)★★★★☆80点
監督・脚本: 崔洋一
製作: 中川滋弘、宮下昌幸、大脇一寛
プロデューサー: 田沢連二
原作: 高村薫
脚本: 丸山昇一
撮影: 浜田毅
美術: 今村力
編集: 後藤彦治、奥原好幸
音楽: ティム・ドナヒュー
出演:
 中井貴一(合田雄一郎)
 萩原聖人(水沢裕之)
 名取裕子(高木真知子)
 古尾谷雅人(肥後和己)
 萩原流行(須崎靖邦)
 小木茂光(吾妻哲郎)
 西島秀俊(森義孝)
 伊藤洋三郎(松井浩司)
 菅原大吉(浅野剛)
 小林稔侍(林原雄三)
 岸部一徳(木原郁夫)
 角野卓造(佐伯正一)
 小須田康人(野村久志)
 笹野高史(林省三)
 前田吟(花房課長)
 遠藤憲一(有沢三郎)
 塩見三省(吉原康)
 岩松了(竹内管理官)
 岸谷五朗(山口)
 松岡俊介(佐多)
 豊原功補(林原、学生時代)
 寺島進(寺島純一)
 宮崎淑子(須崎の妻)
 井筒和幸(畠山宏)
 大杉漣(片桐義勝)
製作・ジャンル: 日本/ドラマサスペンス/139分

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)








崔監督の画の撮り方に一番感じるのは
1カットが必要以上に長いということ。

特に、
オーラスで萩原聖人演じる水沢が凍死した姿で発見される場面。
その顔のアップ。
凍って雪のついた涙の跡をクローズアップしたかったんだろうが
あれだけ長回しされると
水沢の心情に思いを馳せるのを通り越して
監督の意図が気になる結果になる。

水沢が看護服を持って一人でアルプスに登るということは
名取演じる真知子が銃撃で死んだ
と思い込んでいるということなのだろうか?
生きていると知っていれば
どんな行動をとったのだろう?

名取の脱ぎっぷりの良さには
プロフェッショナリズムを感じる。
水沢に魅かれる理由は母性なのだろうか?
理由を強く追及しなくてもいいか
と感じるほど名取の水沢に対する愛情を深く感じる。

中井演じる合田警部補の
MARKS、水沢、事件への思い入れを
もう少し強く明確に押し出してくれると面白さはアップし
水沢の発見やスニーカーを洗うラストカットに深みが増すと思う。

畠山って井筒監督か~、まさかって思ってたら
本当にそうだった。
映画でも出たがりなんだと意外でない発見。

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『ミッドナイトイーグル』 [邦画(マ行)]

「ミッドナイトイーグル」(2007)★☆☆☆☆20点
監督: 成島出
製作者: 松本輝起、早河洋、気賀純夫、加畑圭造
プロデューサー: 依田正和、野口照夫、杉山登、伊藤仁吾、藤木啓
エグゼクティブプロデューサー: 梅澤道彦、秋元一孝、宇野康秀、佐倉寛二郎
企画: 小滝祥平、遠谷信幸、北川淳一、亀山慶二
原作: 高嶋哲夫『ミッドナイトイーグル』
脚本: 長谷川康夫、飯田健三郎
撮影: 山本英夫
視覚効果: 松本肇
美術: 及川一
編集: ウィリアム・アンダーソン
音楽: 小林武史
サウンドデザイン: クリストファー・アーキンス
照明: 小野晃
録音: 小野寺修
山岳アドバイザー: 小西浩文
スタント&アクション: 高瀬道場
主題歌: BankBand「はるまついぶき」
出演:
 大沢たかお(西崎優二、戦場カメラマン)
 竹内結子(有沢慶子、週刊「WISE」記者)
 玉木宏(落合信一郎、東洋新聞記者)
 吉田栄作(佐伯昭彦、三等陸佐)
 大森南朋(斉藤健介、三等陸佐)
 藤竜也(渡良瀬隆文、内閣総理大臣)
 袴田吉彦(冬木利光、内閣危機管理監)
 石黒賢(宮田忠夫、週刊「WISE」編集長)
 坂本爽(青木誠、週刊「WISE」カメラマン)
 金子さやか(チヘ)
 波岡一喜(平田俊夫、工作員)
 相築あきこ(西崎志津子、優二の妻、慶子の姉)
 佐原弘起(西崎優、優二の息子)
 濱田岳(朝倉、西崎との無線交信相手の青年)
 橋爪淳(片山晋作、官房副長官)
 佐々木勝彦(自衛隊統幕長)
 浜田晃(陸幕長)
 立花一男(海幕長)
 秋間登(空幕長)
 重松収(町医者)
製作・ジャンル: 日本/サスペンス・アクション・ドラマ/131分

ミッドナイトイーグル スタンダード・エディション [DVD]








藤竜也は武闘派の防衛大臣とかならともかく
とても首相には見えないミスキャスト。
袴田も政府高官には見えない。

要職だからといって
知名度のある俳優を起用しなくてはならない必然性はあるか?

大森南朋なんか何のために登場するのか。

日本はアクション撮るの下手だなあ。
何よりテンポが悪すぎる。
全然スピード感がない。

ミッドナイトイーグルの中、
戦場にあるというより、
むしろ遭難して山小屋で静かに夜明けを待ってるって感じ。
栄作一人で戦ってるし。
玉木の死に方、勿体なさすぎる。
どうせ殺すならもっと活かし方いっくらでもある。
一番いい芝居してる役者がこの役どころか…

アクションの激しさや緊迫感がないから
最後に優二が慶子や優に別れを告げるシーンが
まったく感極まらない。

死んだ妻への想い、
慶子との隔絶に関する描き方が弱いからドラマもない。
いや描き方だけでなく、
大沢のクールな演技が対立を薄くしてしまっている。
工作員カップルの絡み方も中途半端だ。

用意されている道具やプロットだけ考えれば
十分面白くなりそうなのに。
きっと小説は読むに堪えるないようだと推察する。

藤竜也はやっぱり栄作のポジションが適役だな。

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『女豹の地図』 [邦画(マ行)]

「女豹の地図」(1951)★★★☆☆55点
監督: 田中重雄
原作: 田村泰次郎
脚本: 八田尚之
撮影: 三村明
出演:
 久慈あさみ(白石杏子)
 折原啓子(白石美津子)
 一ノ宮敦子(美津子の母)
 伊澤一郎(倉田一平)
 若原雅夫(西方清)
 徳大寺伸(橋見信也)
 宗方規子(牧芙佐江)
 清水将夫(父重亮)
 小倉繁(鮫川大造)
 江川宇禮雄(東山圭吾)
 三原純(川北支配人)
 鮎川浩(タフ公)
製作・ジャンル: 日本/ドラマ/87分

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久慈あさみがいいね~
惜しむらくは、古い映画ゆえに音声の状態が悪く
さまざまなジャンルの歌を披露する久慈の魅力が半減している点。

久慈演じる杏子と倉田との恋愛のゆくえが結構面白いのだが
あっけなく、あまりに強引なラスト。
唐突すぎて、結末にちと納得いかない。
もう少し時間をかけて描くか、
別の結末を用意するかして欲しかった。

それにしても、倉田演じる伊沢一郎、
あらためてうちの先輩に似ているなあ。

『ザ・マジック・アワー』 [邦画(マ行)]

「ザ・マジック・アワー」(08’)★★☆☆☆40点

ザ・マジックアワー スタンダード・エディション [DVD]








三谷幸喜作品については、ちょっと食傷気味の私。
公開当時、
吐きそうになるほど三谷と佐藤浩市をテレビで見せつけられた。

本編と無関係だが、三谷の出たがりには辟易だ。

佐藤浩市については、
好きな男優は?と聞かれたら一番にあげたい俳優なのだが。
本人はお笑いをやりたいらしいが、
やっぱりコメディは向いていない。

弱っちい妻夫木聡はあれでいいけど
それ以外の人たちの良さを全部封印させてしまった印象が強い。

監督としての三谷の失態以外の何物でもない。
彼はやはり脚本家であって監督・演出家ではないのかも。
ビッグスクリーンよりも
スモールスクリーンのテレビのほうが合っている。
やはり、彼の手がけた作品では
「やっぱり猫が好き」「王様のレストラン」あたりが一番好きだな。

ストーリーも演技も演出も、かなり低評価。
期待していただけに、余計につまらなかった。

『三たびの海峡』 [邦画(マ行)]

「三たびの海峡」(’95)★★★☆☆60点

三國連太郎主演の神山征二郎監督作品。

兵役から逃げ回っていた三國が韓国人を演じる、という設定に
ちょっと怪訝な思いを抱いて観はじめたが
回想シーンで青年時代の主人公を演じるのは
在日韓国人の俳優だったので
まったく気にはならなかった。

戦時中の残酷さ、同胞への思い。
少し胸が熱くなった。

ただ、主人公・シグンの視点が、
同胞よりも恋人に置かれすぎていて
肝心の同胞への思いがあまり浮き立ってこない。

文学賞受賞の原作に忠実なのかもしれないが
シグンでなく、シグンの息子・時郎を主人公に
話を展開するのも面白いのではないかと思った。

『モスラ』 [邦画(マ行)]

「モスラ」(’96)★☆☆☆☆20点

モスラ [DVD]








現代に設定を変えたくせに、手作り感を出したいのか、
色合いが妙に派手すぎたり、ピアノ線が見えるシーンがあったりキャラクターの動きが悪すぎたりの子供だまし。
現代っ子って大人が思うよりはるかに物事知ってるのになあ。
原作を踏襲したいのか、現代物として作り変えたいのか、
演出方針がきわめてあいまい。

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